揺れる気持ち
終わりにしようと言ったものの、私達は仕事で顔を合わせる。
困った。どうしよう。自然にできるかなー。
泣きそうになったらどうしよう。
色んな事を考えながら、出勤した。
彼は、いつも通りだった。
いつもの笑顔で私に近寄ってきてくれた。
でも、その笑顔がとても切なかった。
彼「なかなか凹んだよ(笑)」そう言った。
私「ごめん、私も凹んだ」
彼「そうなの?」驚いた顔をしていた。
仕事が終わって、いつもの時間より少し遅くに彼からラインがきてた。
彼らしい感謝の言葉がいっぱいで、本当に大切に想ってくれてたんだなと改めて思った。
また、涙が止まらなくなった。
彼は最後に「友達として連絡を取れないか?」と言った。
「急に連絡を取らなくなるのは寂しいし、もし私ちゃんが良ければ」って。
意外だった。完全に突き放すと思ってたから。
だから迷ってしまった。
私の中に迷いが生まれて、決心したはずの気持ちが揺れ動いた。
もう踏み込んではいけない。
そう思ったはずなのに。
彼に対する気持ちが残った状態で、仕事で顔を合わせる。
忘れる、終わらせるというのがどれ程難しい事かを私はこの時初めて実感した。
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