いつも事前に理由を教えてくれるのに

なぜかこの日はそれがなかった。

理由がわからないことが

こんなにしんどいのかと実感した日。

少しずつ温度差が生まれて

連絡を取ること、話すことが

凄く嫌になった。

理由を言わなかったのは

たまたまだと思う。

仕事なのか、プライベートなのか

それすらわからない。

いつかけ直してくるかわからない

電話相手に半ば一方的に

今日はもう連絡を終わりにしようと伝えた。

気まずいまま週末や休みに入ることを

極端に嫌がる彼に配慮して

当たり障りのない文章を

送ったつもりだったけれど

やっぱり電話がきた。

一瞬出るかどうか迷ったけど

話さないと解決しないことは

何となくわかってたから。

空気を察しただろう彼が

やっと今回の‘’理由‘’を教えてくれたけど

何が嫌だったのか

気持ちがしんどくなった理由

包み隠さず伝えたら

「ごめん、俺が悪かった」

「来週会う時間作れるように

仕事詰め込むのに必死で

そこまで頭が回ってなかった」

「何か機嫌悪いな、とは思ってたけど

理由に全然気付いてなかった。」

「ごめん、これからは気をつける」って。

いつもちゃんと理由を教えてくれることに

私が慣れすぎてたのもいけなかったのかも。

理由がわかってたら

揉めずに済んだけど

今回のことはお互いに

勉強になったねって。

『言いたいことは全部言ったから

もうおしまい！！』

そう言ったら笑ってたけど

私も悪いところはあったから。

お互いに気をつけないといけないこと

伝えないとわからないことがある。

それはいつまでたっても

変わらないのかもしれない。

会えてないからお互いに何となく

不安定な日々。