秘密の恋

初めての婚外恋愛。
秘密の関係。彼との関係で思ったこと、感じた事を自由に素直に綴っていけたらと思い始めました。

存在を上げる

コロナ感染問題の少し前

私が爆弾を落としたある日。


色々

言いたい事

言いまくって


落ち込んで

彼の声が死にそうになった時。


「○○ちゃん(私の名前)にとって

俺ってどんな存在?」


何とも不安そうに聞かれて


『うーん、、、大事な人?』


って言ったら


少し黙って

今度は泣きそうな声で


「もう少し俺の存在を

上げてくれ!!」って。


存在を上げるって何?

何て言えばいいの?


自分の中でしっくりくる言葉が

見つからない。


思い当たる言葉を

いくつか出してみたけど


彼も納得せず

私も何か違うなーって感じで。


そしたら彼が

「俺は、(私と)将来一緒になりたいと

思う存在!!!!」


「それぐらい俺にとって

いないと困るし大切な人」って。


それ聞いて、そっちかい!!と。笑


そういえば前に何回か

「結婚する前に出会ってたら

付き合ってたかな?俺達」


そんな事を聞かれた。


それも私の考え、気持ちを

知りたかったからって。


全く知らず、気付かずな私は

『さぁ、どうだろうね?』って


まー可愛くない返事をしたそう。笑


「俺はあの返事を聞いて傷ついた」って。


そりゃそうだ。

反対の立場ならキレてる。


何?この温度差。


そんな風に想ってくれてるなんて

想像してなかったから。


ごめんなさい。


実現するかは別として


まさか、彼がこんな考えを

持つ日がくるなんて。


予想外すぎた。


でも、嬉しかったなぁ。

連絡

ちょうど起きる時間に

LINEが届いて。


誰だ?と思って確認すると

彼からでした。笑


びっくりしたけど、彼らしい。


起きる時間を彼が知ってたのと

私が感染してないか

気になって連絡したって。


『私は大丈夫!感染してないよ』と伝えたら


「良かったー、心配した」って。


そこから少しやり取りして

お互いの状況伝え合って。


彼はやっぱり感染してました。


一時かなり大変だったけど

復帰の目処もたち

体調も回復してきたって。


だから、戻ってくる日に

私が出勤してなくても

連絡してとだけお願いして。


『あと少し頑張ろうね』って。


安心したのと

嬉しかったのと。


あと、一瞬で元気が出て

笑顔になれた。


もう本当に凄いパワーだなって。

自分でもびっくり。


ほんの数分のやり取りで

甘い言葉なんて出てないけど


お互いの言葉の節々に

気持ちがこもってた事

ちゃんと伝わったから。


早朝にごめんと何度も謝る彼に


連絡をくれたこと

状況報告できたこと

嬉しかったこと

元気が出たこと


たくさん"ありがとう"を伝えました。


次、連絡がきた時は

彼が戻ってきた日。


あと少しの我慢。

不思議なタイミング

彼が一番心配していた

私の感染問題は

とりあえず無事クリア。


でも、今その事実を

伝える事が出来ないもどかしさ。


仕方ないんだけど。


あの日、家族の感染がわかって

すぐに教えてくれた時


正直、今までコロナに対して

何の不安も抱いていなかった彼。


でも自分が濃厚接触になって

周りに迷惑をかける事になって


「こんな風に感じるんだな」


「自分はいいけど、周りに

凄く申し訳ない」って。


どんなに励まそうとしても


「ごめんな、、、」って。


きっとこれが現実。


彼が仕事復帰しても


色々と考えて行動しなくちゃいけないし

ちゃんと調べないといけない事


自分達が思ってる以上に多いのかな。


どうすればいいのか

私一人ではわからない。


今は、それを相談する彼も

いない。


彼のいない職場は

今まで感じた事がないくらい


寂しい場所になりました。


自分の中での

彼の存在の大きさを

私も改めて感じてます。


ただ、不思議だなと思うのは

感染がわかる前日に


異動の話をする為に

会う時間を作ってくれたと

思っていたら


指輪を買ってきてくれて

それを渡す為に作ってくれた

時間でもありました。


「こんなのでいいのかな?」って


見たことないくらい

緊張して、不安そうな顔で

渡されて。


どうしたの?ってくらい

よく喋ってた人。笑


『一人でお店入るの頑張った?』


『緊張した?』って聞いたら


「緊張したよー」って。


はいって渡されて

"すぐ開けて"って言われたけど


何か彼からの圧が凄くて(笑)


『圧が凄いから開けるの後でいい?』

って聞いてみたけど即、却下。笑


開けたらお願いした通りの

シンプルな指輪が

キラキラしてた。


サイズもぴったり。


もう何か泣きそうだった。


『ありがとう、大事にします』

と伝えたら嬉しそうに笑ってくれた。


今、彼はいないし

状況が全くわからないけど


彼にもらった指輪が

私の支えに。


何とも不思議なタイミング。


1日ずれてたら

私の手元にはない物だったから。


彼の色んな想いが

詰まった指輪を見る度

私も笑顔になれる。


彼と指輪に感謝です。


寂しいけど

頑張ろう。